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2025年5月。私は突然、逮捕されました。
きっかけは、その約半年前にマッチングアプリで知り合った女性との性行為でした。(成人同士、マッチングアプリで初対面、自宅、飲酒なし、睡眠中ではない)
まさか半年も経ってから、自分が逮捕されるなんて考えたこともありませんでした。
その後、警察署での留置生活が始まり、最終的に23日間身柄を拘束されました。
そして結果としては、不起訴処分。裁判になることもなく、事件は終了しました。
しかし、そこで終わったのは、あくまで刑事手続だけでした。
不起訴になったことと、失ったものが戻ってくることは、まったく別の話でした。
留置場で過ごした23日間は、それまで普通に生活していた私にとって、まるで別世界でした。
スマホは使えない。
家にも帰れない。
自由に家族や友人と連絡を取ることもできない。
昨日まで普通に寝ていた自分のベッドにも戻れない。
そして何より怖かったのが、
「この先、自分がどうなるのか分からない」 ということでした。
大学院を含め6年間、法律を学んできた私は、逮捕と有罪がまったく別のものであることを理解していました。
しかし、いざ自分が被疑者になると、あたかも最初から『犯罪者』であることが確定しているかのように扱われ、強い不快感を覚えました。
この23日間の経験を通じて、逮捕前に最低限の知識があるかどうかで、その後の対応は大きく変わると痛感しました。
過去の性行為について、突然訴えられるのではないかと日々不安を抱えている方もいると思います。そんな方にこそ、今からでもできる備えがあることを知ってほしいです。
法律、とりわけ刑事手続の分野では、制度上の原則と、現場での実際の運用とでは大きな違いがあります。
例えば、取調べでは、被疑者を侮辱したり、不安や困惑を与えるような言動は問題とされる建前になっています。ところが、実際に取調べを受けてみると、必ずしも教科書どおりに進むわけではありません。
少なくとも私自身の経験では、強い口調で詰められたり、心理的な圧迫を感じる場面はありました。刑事手続は、条文や制度だけを知っていても十分ではなく、「現場で実際に何が起こり得るのか」まで知っておく必要があると強く感じています。
つまり、ネットで出てくる情報だけが正解ではないということです。
説明を急いだ結果、自分の意図と違う供述が記録されれば、その後の争いにも影響しかねません。重大な刑罰が定められた事件だからこそ、先に知っておいてほしくて、無料部分の冒頭に書きました。
先に言っておきますが、私は、不同意性交等罪を歴史に残る悪法だと考えています。
『正直に話したら警察も人間だから理解してくれるはず』
『自分の身の潔白を証明するために弁明しなければ…』
気持ちは分かります。それでも、弁護士に相談する前に、焦って弁明を重ねることは勧めません。取調べでは、少なくとも弁護士が来るまでは、何が何でも完全黙秘を貫くことが最善ではないかと私は考えています。
私が「何が何でも完全黙秘」と強く言いたいのは、逮捕直後の段階で、取調べでの対応を自分ひとりで判断してほしくないからです。
「正直に話せば、きっと理解してもらえる」と安易に考えるべきではありません。警察官や検察官は、あなたの事情や人生を守る立場ではなく、捜査と立証を進める立場にあります。
ハッキリといえば、警察官や検察官はあなたの人生などどうでもいいのです。

性的関係を持ったことのある男性であれば、誰しも犯罪者の濡れ衣を着せられるリスクと無縁だとは言い切れない時代です。
明日の朝、突然、警察が家にやってきたら?
『あれは無理やりじゃない!』
咄嗟に出てしまったその一言で、懲役5年になるかもしれません。
しかし、そう口走った時にはもう遅いのが現実です。
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女性の証言ひとつで、逮捕される
『逮捕』と聞くと、悪いことを働いたんだな、と思ってしまう人はいるでしょう。最終的に不起訴になっても、失った信用が自然に戻るとは限りません。私が怖いと感じるのは、結論が出る前から生活に影響が及ぶことです。
特に正社員として働いている人は、欠勤や報道などから、仕事や信用に重大な影響が出る可能性があります。「社会的に抹殺される」と言いたくなるほど、私はこの負担を重く見ています。
同意を取っていたはずなのに、後出し不同意で逮捕され、実名&顔が全国ネットに流れる…なんてことありえないと思っているかもしれませんが、実際にありえます。
実例を一つ挙げると、2023年に高裁判決が出た富山の強制性交等致傷事件(現在の「不同意性交等致傷罪」)があります。この事件では、不同意や強制性を直接裏付ける決定的な客観証拠が乏しい中、女性の供述や事件後の行動などを総合的に評価し、高裁により懲役7年が言い渡されました。
この事件についても詳しく記事にまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください。

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この記事を書くに至った経緯
私は不起訴になった後、不同意性交等罪についてかなり詳細に調べました。
法科大学院を卒業して以来、弁護士や検察官になった友人、中学時代の友人で警察官になった人もいるので、可能な限り連絡し、実際にこの法律について話を聞いてきました。
正直、この法律について私より詳しい人はいないのでは、とすら思うほど調べました。知人から聞いた実務の話と、条文や公的資料で確認できることは分けて書きます。
警察が逮捕状を請求すれば、裁判所はほぼ確実に発付します。悪しき文化ですが、これが日本の令状審査の実態です。
特にこの法律は「疑わしきは罰せず」や「推定無罪」が通用しません。
とんでもない法律です。
X(旧Twitter)などでは、法律や刑事実務への理解が十分でないまま、「相手が未成年でなければ問題ない」「ホテルでの性行為なら逮捕されない」といった安易な見解が散見されます。しかし、実際の捜査や司法判断は、それほど単純なものではありません。
また、弁護士費用や示談金が大きな負担になる場合もあります。この記事を購入するだけで、冤罪逮捕を回避できる可能性があると考えれば十分に価値があると私は考えています。
この記事では、私の実体験と、弁護士や捜査関係者に聞いた話を出発点に、条文・公的資料・確認できる裁判例を照合して整理します。逮捕されるかもしれないと不安を感じる方に、現実的な備えを伝えたいと思っています。
第一線で活躍する複数の方に詳しく伺い、そこで得た実務の知識に、私自身が23日間の身柄拘束を経験して初めて知った現実を加え、このマニュアルにまとめています。
この記事を書けるのは私しかいない。そう思い、このマニュアルを作成しています。不同意性交等罪の冤罪対策について、ここまで網羅的かつ実践的にまとめた記事は、他にないと自負しています。
※法律・制度の確認基準日は2026年10月13日です。本記事は私の実体験、弁護士への取材、条文・公的資料をもとにしています。個別の事件への対応は、事情と資料を示して弁護士に相談してください。
今後も新たな判例や法改正、実務に関する情報が入り次第、適宜記事を更新していく予定です。できる限り最新かつ正確な情報をお届けできるよう努めます。
また、犯罪行為を助長・推奨することを目的としたものではありません。相手の意思や尊厳を十分に尊重したうえで、あくまで冤罪を避けるための参考情報としてご活用ください。
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私の事件について――不起訴になった「本当の理由」
まず私の事件について詳細に記載します。
2024年11月の月曜日、冬でした。私はマッチングアプリでアポを取り→初対面で(合意の上で)、自宅に招くというルーティンで経験人数を稼いでいました。
相手は当時21歳。成人同士です。私自身、お酒が苦手なこともあり、それまで女性にお酒を飲ませることはしていませんでした。問題となった日は昼のアポで、アルコールなし。相手は睡眠中でもありませんでした。

ちなみに、おはよう逮捕は土日は来る可能性が低く、平日の月火あたりに来る確率が高い(らしい)です。
家に向かう際も「嫌ならやめようか?」と声をかけており、性行為についても、相手に無理強いをしたという認識は一切ありませんでした。
行為の前後には仲睦まじく話をしたり、デリバリーしたご飯を食べたりしました。その日は
